成長期毛について
成長期の毛が何らかの原因で抜け落ちてしまうと「はげ」になり、その後、抜け落ちた毛根から髪の毛が生えてこないと、「はげ」になります。
「成長期毛」とは、新しく生えてくる髪の毛で、寿命は２年から６年だと言われています。男性の髪の毛よりも、女性の髪の毛の方が寿命が長いのですよ。小さな頃から、女性のほうが髪の毛を長くしていますから、その重量に耐えうるだけの強い毛根を維持しているのでしょうか。
髪の毛全体のうち８５％～９０％位の髪の毛が成長期毛といわれる髪の毛ですが、残りの１０％くらいは脱毛段階に入った髪の毛で、新しい髪の毛が毛根の奥のほうで作られている休止期毛と呼ばれる髪の毛です。そして、１％くらいの髪の毛が成長をやめ細胞分裂が停止するまでの期間、つまり退行期の髪の毛です。
髪の毛のサイクルは、「成長期」→「退行期」→「休止期」を繰り返しています。
休止期の髪の毛は、洗髪やブラッシングによってごく自然に抜け落ちます。一日に５０～８０本くらいの髪の毛が抜けるのは、生理的なものなので心配は要りません。ただ、成長期毛が抜けてしまうのは、問題ありです。頭皮にトラブルがあったり、サイクルが来るってしまい、髪の毛の健康が悪くなっているということです。「加齢」によるものであれば、ある意味心配はありませんが、「病気」による場合もありますので、若くしてあまりにも抜け毛が多い場合は、一度、専門家に相談してみると良いですね。
髪の毛の抜け毛本数が増えてきたら、頭皮を触ってみましょう。硬くなっていませんか？硬いということは血行が悪くなっているという事です。マッサージして、血行をよくしてあげることだけでも、毛根に行き渡る栄養が違ってきます。成長期毛が抜けないように、努めたいものです。
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